こんにちは!スライドメソッド公認インストラクターのNaokoです。
今回は、英語の中でも特に難しいとされる「ヤンキー系の発音」、つまり “cook(料理する)” や “hawk(タカ)” のような 単母音4・5に関する発音法 を、日本人が自然にマスターするための練習法をご紹介します。
『単母音4はウ?単母音5はオー?』なんて思ったことはありませんか?
実は、カタカナで発音を捉えた瞬間にこれらの音は、日本語のカタカナ発音に引っ張られてしまい、どうしても「クック」「ホーク」となってしまいがち。
そこで今回は、ネイティブ英語の口と舌を『カンタン魔法の練習法』で、ヤンキー系の発音がラクにできる口の形・舌の使い方・息の流れをマスターする方法をご紹介します。
これであなたの発音も、グッとネイティブに近づきますよ!それでは早速やってみましょう!
- “Cook”と“クック”、何が違うのか分からない
- “hawk”ってカッコよく言えない…
- 発音記号は覚えたけど、実際どう発音するのか自信がない
- カタカナ読みから抜け出せない
ヤンキー系の発音とは?
大リーグ選手がガムを噛んでいるところをみたことはありませんか?
前歯キラキラなのにアゴをクチョーンクチョーンと落とす動き、そんなアゴの感じです。
そもそも、ガムをかみながら野球をする選手を日本では見かけない?
『口を閉じてかみなさい!」なんて怒られそうな日本の文化的背景と、結果を出せていればガムを噛もうが、口が開いていようが何も言われないアメリカの文化。
そんな感覚からも、なんだか偉そうな感じに思われそうな『ヤンキー系の英語の口』がうまく捉えられないのかもしれませんね。
ヤンキー系の発音が難しい3つの理由
1. 口の使い方の違い
日本語のカタカナの「アイウエオ」というような発音するたびに口の動きが変わります。
特に「クック」のようにカタカナでよく使われる発音は、無意識のうちに日本語特有の口の動きを再現しているため、発音するたびに口の形が大きく変化してしまいます。
これは、日本語で使う日本語連動筋を使って話しているからで、発音するたびに口の動きが変わって、筋肉で顎を下げると舌が細くなることが原因です。
2. 舌の使い方の違い
日本語の『ク』の口を作ると、筋肉連動で舌が細くなり、自然舌(横幅のある脱力状態)を維持できません。
このように舌が細くなっている状態で英語を発音しようとしても、横幅広い自然舌でなくなり、前後の英語が日本語の発音になってしまいます。
3. のどと息の流れ
日本語は、のどと息を使ってベロを下げて発音して、喉でコントロールするので、息の流れを遮ってしまいます。
ヤンキー系の口と舌の作り方
それでは、ヤンキー系の音をどうやって発音するかについて解説していきます。
まずは、「英語の基本位置」を正しく作ります。
- あご:ふんわり斜め後ろにぶら下げる
- 上唇・口角・ほお:ぷよっと浮かせる
- 下唇:スライド(ツルンと横に流す)
英語の舌を作るには、横幅広くゆるめるのがポイント。
三角笛のまま、下唇と下歯の間にベロを入れてからへーっと息を吐き脱力すると自然舌になります。
指で100%ほおあげする→顎が100%ぶら下がる→舌が100%脱力して広がる
これらが整う、つまり英語の口と舌が整うとリーダーの下唇だけでヤンキー系の音が発音できるのです。
ヤンキー系発音の練習法
ヤンキー系の形をカンタンに習得できる練習法をご紹介します!
練習法1|指あごブラ練習法(脱力口を作る)
指あごブラ練習法は、指を使ってほおあげポイントをキープすることで、力を入れずにあごや舌が完全に脱力する感覚を身につける練習法です。
- 鼻から息を吸いながらほおあげポイント(口角から1cm外)を指で耳の方向へスーッとひらく(いい香りを吸い込むように!)
- 指でほおを抑えたまま、口の下半分は脱力し、へえーっと息を吐く(舌の目玉確認)
- やってみよう1→そのままベロを下唇と下歯の間に入れて、ハーッと息を吐き、自然にベロが止まったところで、「ベロの目玉と呼んでいるベロの斜め前」が下唇裏にぬくぬくするのを確認します。(自然舌)
練習法2|ムンクの叫び練習法(アゴぶら下げの感覚)
単母音4と5の時重要なのが完全にアゴが斜め後ろにぶら下がっていること。『スライド(下唇つるん)あごぶらんのまま、自然舌からスタート。両手でスライドやぶら下がったアゴを抑えて下唇だけで発音する練習法です。
- 指あごぶら練習法で整えた基本位置のほおあげポイントを中指で支えて、斜めにぶら下がったアゴを両手で支えます。(それがまるでムンクの叫びみたい!?)
- 息を吐いて高いところにある、横幅広い自然舌を確認。ベロの目玉も下唇うらにぬくぬく
- 完全に脱力した口周りのリーダーの下唇を指でずらして発音
*ベロの目玉ぬくぬくのまま
*あごぶら下がったまま
*スライドしたまま
よくある日本語発音の間違い
日本語の癖 | 正しい英語の発音(ヤンキー系) |
---|---|
「クック」は口が尖る | cook は上歯と下唇の間1mmキープ |
アゴが前に出る | アゴはぶら下がったまま |
喉で音を出す | 息がワッと通る |
ク{ウ}と余計な母音が入る | 音節は1つだけ!母音は正確に |
上唇が動く | 上唇は不動(なぜなら三角笛だから!) |
発音チェックポイント
英語の基本位置ができているか、3つのチェック!
基本位置では指を横に!ムンクの手では肘をついて脱力。
単母音4も5も自然舌!!ベロの目玉が下唇裏にずっとぬくぬく!!
上歯と下唇の間は1mmか?口の形が変わっていない?
発音した時に、口が開いたりあごが前に出ていないか確認。録画をして繰り返しみてみるのもおすすめです。
まとめ|英語のヤンキー系発音、あなたもできる!
今回は、『ヤンキー系の音を作る!魔法の練習法についてご紹介しました。
日本人がネイティブのように発音できない原因は、ズバリ!カタカナからくる無意識の日本語連動筋!
英語を発音するには、まず英語の口と舌を作り、英語の息を使った発声をすることが大切です。
日本人のための英語発音矯正、スライドメソッドをカンタンに練習できる練習法で、あなたもネイティブ発音にチャレンジしてみてくださいね。
それでもやっぱり、、ちゃんとできているか確かめたい!!
諦めたくない!本当の英語発音!!という熱血の方も、ちょこっと発音とかやってみようかな!?
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